何を重要視すれば良いのか

エンジニアが転職や案件獲得のためにスキルシートを用意するときには、何が重要なのかを意識しましょう。

淡々と職務経験と使用したスキルを羅列しているだけでは、あまり意味がありません。プレゼンテーション能力がないと思われてしまうリスクもあるので、目的意識を持ってスキルシートを書き上げましょう。スキルシートは、企業が雇用を決断するための重要な資料になるのです。フリーランスの場合には、クライアントが業務依頼をするかどうかを判断するための貴重な参考内容になります。

どちらの場合にも、判断基準は適材かどうかです。いかに自分の職務経験やスキルセットが業務の遂行に適しているものかを、わかりやすく伝える必要があります。

スキルシートを書くときに念頭に置いておくと良いのが、詳しく説明しようとするほど相手にストレスを与えてしまいがちになることです。詳しく説明すれば、適材だとわかってもらえると思うのももっともなことです。しかし、詳細を書くと内容が高度になってしまい、採用担当者の理解の範疇を超えてしまうリスクがあります。ストレスを感じることなく理解できるように、内容を簡潔にするのが何よりも大切です。

また、高度な部分も知ってもらいたいのなら要約を用意しましょう。スキルシートの要約を最初に記載しておき、どのようなエンジニアなのかをまず認識してもらうと、高度な内容も読みこなしやすくなります。最初に要約を書いてまず目を通してもらうのは効果的なテクニックなので、上手に活用しましょう。