エンジニアのスキルシートを書く手順

エンジニアがスキルシートを書く際には、すぐにテンプレートに書き始めようと思わずに、準備を整えてから書くのが大切です。基本的なスキルシートの書き方の手順を理解しておきましょう。

まず、エンジニアとして今まで携わってきた案件を洗い出します。自分が関与した案件なら、いくつスキルシートに記載しても構いません。一般的には全てを記述しますが、今まで関わってきた案件の数が多い場合はA4で2枚か3枚には収まるようにして、簡単に読めるようにするのが大切です。案件をリストアップしたら、取捨選択をしたり、複数の案件をまとめたりして数を絞り込みましょう。

この作業と並行して、個々の案件で必要とされたスキルもリストアップします。エンジニアとしての価値がわかる部分なので、細かな点まで全部書き出しておきましょう。記載するのはその中の1つから5つ程度にして、読み手にとってわかりやすくするのが肝心です。

この準備を終えたら、スキルシートに記入していきます。案件の概要とその案件を通して何を得たのかを、短い文章で記述するのが大切です。得られた経験をどのように生かせるかも一言コメントしておくと、有望な人材かどうかを判断してもらいやすくなります。分量が多くなってしまう場合には、あくまで得られた経験や必要とされたスキルに留めておきましょう。

このように、内容の整理をしてから書き始めるのが、基本的なスキルシートの作成の流れです。フリーランスとして働くにしても、会社員として働くにしても仕事を得るうえで大切なものなので、しっかりと準備しておきましょう。