フリーランスに必要なアピールの心構え

フリーランスのエンジニアは、クライアントに認められなければ案件を獲得できません。自分ならその案件について適格だとアピールして、契約を勝ち取る必要があります。

就職や転職のときと同じで、書類選考と面接選考を経て依頼をするかどうかを判断することが多いため、二つの選考でいかにして自分が適任者かを伝えることが肝心です。この際の心構えとして、実績があるフリーランスのエンジニアだと伝えるのではなく、クライアントに貢献できる人物だとアピールしようと考えるのが重要になります。

過去の実績をアピールして、優秀なエンジニアだと認めてもらうのは意味がないわけではありませんが、契約の可否を判断するうえではそれほど重要にはなりません。クライアントにとってはどのような経歴を持っているエンジニアだったとしても、依頼した案件を的確にこなせれば問題ないのです。

クライアントにとっては、契約をしたらどのように貢献してくれるかの方がよほど重要となります。そのため、スキルシートを書くときにも面接を受けるときにも、クライアントに何ができるかという観点での議論が必要です。

スキルシートは内容を吟味するのに十分に時間を取れるので、心構えがわかっていれば大きな失敗をすることはあまりありません。しかし、面接では本気で心構えをしておかないとアピールポイントがずれてしまいます。クライアントが、自分と契約をする魅力を伝えきれなくなるリスクがあるので注意しましょう。